人間ドックって何を調べるの?

検査の内容やわかること

検査項目 説 明
BMI 肥満の程度をあらわします。
BMI=体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m)
BMI:22前後が標準と言われています。
血    圧 心臓が血液を送り出すとき・血液を吸い込むとき、血管に加わる圧力のことです。
高血圧は循環器(心臓・血管)の異常のほか、腎臓、内分泌や代謝系の異常を知る手がかりにもなります。
*場所や日により変動します。何回か測ってみることも必要です。
心電図 心臓の筋肉異常や不整脈・心臓肥大・冠状動脈(心臓を栄養する動脈)硬化の有無などを調べます。
眼 底 網膜の血管の状態を観察しています。高血圧性変化や動脈硬化症の程度を調べるのが目的です。
胸部レントゲン 気管支や心臓、肺の状態を調べます。肺結核や肺がんなどの早期発見につながります。
胃部レントゲン バリウムを飲んで食道から胃・十二指腸までの上部消化器官を撮影します。
主に食道炎・胃炎・胃や十二指腸潰瘍・ポリープなどがわかります。
腹部超音波 超音波を用いて肝臓・膵臓・脾臓・胆のう・腎臓などの臓器の状態を調べます。
尿検査 尿に糖が出ているかどうか調べ、糖尿病の診断に役立てます。
蛋 白 尿に蛋白が出ているかどうか調べ、腎臓などの異常を知る手がかりとします。
潜 血 尿に血液が出ているかどうかを調べ、腎臓・膀胱などの尿路の異常を知る手がかりとします。
血液検査 血液学的検査 赤血球(RBC)
ヘモグロビン(Hb)
ヘマトクリット(Ht)
貧血などの状態をみる検査です。
白血球(WBC) 細菌やウィルスの感染・炎症などの有無を調べます。
高い値は感染症が疑われます。また非常に高いまたは低い値の場合は、白血病などの血液の病気が疑われます。
血小板(PLT) 出血を止めるための重要な働きをもちます。この値が極端に減少すると出血をおこしやすくなります。
肝機能検査 AST(GOT)
ALT(GPT)
肝臓や心臓の細胞に存在する酵素です。これが血液中に流れ出た量を測って肝細胞が壊れていないか調べます。
γ―GT(γ―GTP)
アルコールなどによって肝臓が影響を受けている時、増加します。
ALP
肝臓内の胆管などで作られる酵素の一つです。血液中に流れ出た量を測って胆汁の流れ具合を調べます。
LDH
肝臓・腎臓・心筋・骨格筋・脳に多い酵素です。血液中の量でこれらの異常を調べます。
総蛋白(TP)
肝細胞の機能を調べます。肝機能障害があると値が低くなります。
脂質検査 総コレステロール(T-Cho)
血液中に含まれている脂肪の一種で、増加すると血管の壁に付着して動脈硬化の原因となります。
中性脂肪(TG)
皮下脂肪の主成分で、多くなり過ぎると肥満や動脈硬化等の原因になります。
HDLコレステロール
動脈壁からコレステロールを取り除き、動脈硬化を防ぐ働きがあります。
善玉コレステロールと呼ばれています。
LDLコレステロール
コレステロールを肝臓から全身の細胞へ運ぶ働きをしています。多くなりすぎると動脈硬化の原因となります。
悪玉コレステロールと呼ばれています。
血糖検査 血 糖 血液中のブドウ糖のことです。糖尿病を調べる検査です。
血糖を調整しているインスリンというホルモンが不足したり、働きが悪くなったりすると、食前でも血糖値が上昇します。
HbA1c 血糖が日常でどのくらいコントロールされているかを調べる検査です。
過去2~3ヶ月の血糖の状態を観察できます。
糖尿病検査として重要なものです。
腎機能検査 尿 酸(UA) 食事・アルコール・運動不足などが関係します。
増加すると痛風になることがあります。
尿素窒素(BUN)
クレアチニン(Cre)
主に腎臓の排泄機能を調べる検査です。腎機能が悪くなると値が上昇します。

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